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ナツメグさま宅「雨白」さまにて、サイト開設一周年のフリリク企画が行われ、リクエストいたしました。
リク内容は「アスベルさんが友人と親しげに話してる様子を見て浮気されたと勘違いした教官が、アスベルさんをカラダで繋ぎとめようとする話」

つづきに、ナツメグさま作、勘違い教官の必死な姿がきゅうぅ…っとくる小説です。
裏作品となります。閲覧の際はご注意くださいませ。



捨てないで



目の前が真っ白になった気がした。

騎士学校の一角で、マリクは目の前の光景に愕然とし、立ちすくむ。
恋人であるはずのアスベルが、他の男ととても親しそうに楽しそうに話していた。
肩を抱き、笑顔で笑い合う二人。
仲の良い友達同士ならやってもおかしくない光景だが、マリクにはそう考える事が出来なかった。

自分はアスベルと親の歳ほど離れている。いつ飽きられてもおかしくないと、思っていた。
だから、その不安が的中してしまったのではないか…。

「…っ」

そこまで考えて、マリクは踵を返した。
無我夢中で走りながら、混乱する頭で「何とかしないと」と繰り返す。

捨てられたくない。終わりにしたくない。
そうならないために、何とかしないと。

「…そ、うだ」

ある考えが浮かび、マリクは呟く。

心が完全に離れてしまう前に、体で繋ぎ止めよう。

それしか方法はない。切羽詰まっていたマリクは、決心した。



***


「…え、と。教官? どうしたんですか?」

夜、自分の部屋にアスベルを呼び出し、彼が来るなりベッドに押し倒した。
アスベルの問いには答えず、服を脱がして露わになった下半身に手を伸ばす。

「ちょ…っ」

手の平で撫で、緩く揉む。
徐々に硬さを持ってきたのを確認し、顔を近付けてくわえ込んだ。

「…っ」

頭上から息を呑む声が聞こえる。
滅多に自分からやらない行為は恥ずかしかったが、気持ち良くしたい一心でしゃぶった。

先走りを零さず啜り、裏筋を下から嘗め上げ先端を吸う。
卑猥な音を立てて繰り返される行為に、アスベルは熱い吐息を漏らしてマリクの頭に手を添える。
さら…と髪の間に指を入れれば、気持ち良さそうに目を細めた気がした。

「っ、教官、そろそろ出ます…っ」

裏筋を嘗めている時に切羽詰まった声で言われ、慌ててくわえて吸い上げた。

「…っ!」

「んっ、く…」

口内に放たれた苦いどろりとした液を、数回に分けて飲み込む。
垂れたものも余す事なく、すべて吸い取った。
愛おしそうな顔で。
感じてくれていると、そう思っただけで熱くなる。
マリクは性急に服を脱ぎ、用意していたローションで自分の後孔を慣らす。

「ふ…っ、ん」

アスベルの上に跨がり、誘うように腰を突き出しで指を進め、広げて赤く熟れた中を見せる。
今までにないくらい積極的で淫らなマリクに、アスベルはまた元気になる。

今すぐ入れたいという気持ちと、まだ見ていたいという正反対の気持ちが大きくなった。
その間にもマリクは慣らし、指が抜かれた穴はヒクヒクと物欲しそうに開閉している。

もう我慢出来ない。
マリクは完全に起ち上がったアスベルのものを当てがい、一気に腰を下ろした。

「はぁぁっ」

「ぅ…っ、きょう、かんっ」

熱くて硬いものが中を強く擦り、マリクの自身からは少量の白濁が飛んだ。
ビクッビクッと体を揺らし、声にならない声を出す。

締め付けているアスベルが脈打っているのを感じ、マリクはもっと気持ち良くなってもらおうと、一心不乱に腰を揺らした。

「あっ、あっ」

前立腺に当たるように動かし、その度に高い声を上げる。
アスベルは締め付けと声と淫らな姿に、堪らず腰を突き上げた。

どうしてこうなったのか。
最初の頃は思っていたが、今はもうどうでも良かった。
しかし、次のマリクの言葉で再び疑問が過ぎる事となる。

「あっ、あす、べる…っ、オレ、いっぱい…気持ち良く、して…あげるっ、から…っ」

「教、官?」

腰を揺らしながら、マリクは突然泣きそうな顔になって必死に言う。
アスベルの顔に手を伸ばし、頬に触れて言葉を続ける。

「だか…らっ、捨てない…でっ」

「え…? ちょ、きょうか……ぅあっ」

ポロポロ涙を零しながらも、また腰を動かしてアスベルを気持ち良くさせる。
アスベルにとってそれは嬉しいが、今はそれよりも話が聞きたかった。

「教官っ、ちょっと待っ……教官!」

「…っ」

アスベルは大きな声で名前を呼び、腕を掴んでマリクを止めさせた。
中途半端な所で止まるのは正直辛いが、そうも言っていられない。

「教官、さっきから何を言ってるんですか。捨てるとか、意味が分からないです」

「…だって、アスベル……浮気してた、じゃないか」

「………はい?」

真剣な表情をしていたアスベルだったが、マリクの返しで間抜けな顔になる。
浮気をした覚えなんて、全くなかったから。ましてや、捨てようなんて思った事はない。

そう、すべてマリクの勘違い。
アスベルは浮気したと思われていた事を把握すると、慌ててその経緯の説明を求めた。



「……それで、勘違いしたと。…教官すみません、馬鹿ですか?」

「っ、な、なんだよ、それっ! オ、オレは…っ、ほんとに、捨てられるって思って…っ」

すべて聞いたアスベルは呆れた様子で言い、マリクを羞恥で真っ赤にさせた。
因みに、まだ入ったままである。

マリクは勘違いしていた事を知り、それで忘れてしまっているが、アスベルはちゃんと覚えている。
マリクの腰を掴み、いきなり突き上げた。

「ふあぁっ!?」

「ん…、教官、俺は歳とかそんな事関係なく、教官が大好きなんです。それに、こんなに可愛くて淋しがり屋で……凄くエッチな教官を、捨てられるわけないでしょう?」

「んんっ」

緩く突き上げながら、マリクの自身を扱く。
中途半端に止まっていた熱が再び沸き上がり、すぐに息も絶え絶えになる。

「まったく、浮気したと思うなんて……俺の愛はその程度のものだと思っていたんですか?」

「ん、あっ、ち、ちが…っ」

「違わないでしょう。だから疑ったんでしょ? そんな酷い教官には、お仕置きですね」

「やぁぁっ」

笑みを浮かべたアスベルは、無理矢理体を起こして態勢を変え、マリクを激しく攻める。
しかし激しいと言っても、優しさもある、いつもと同じような愛のある行為。
慈しむようなキスを降らし、アスベルはマリクを抱きしめた。

「教官。もう二度と疑われないように、いっぱい愛してあげますからね」

「アスベル……うん、ごめんな」


二人は抱き合い、深い深いキスをした。

不安なんて、もうない。



おわり



ナツメグさま、ステキな小説をありがとうございました!
初展示<2010/10/28>

2013.02.08 
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